またまた白鬼様からの小説です
ボクはシキをいじめるのが大好きです
↑何のカミングアウト?
知りたくない事を知ってしまった・・・
椿とクリードが付き合っている事。
恋仲だという事・・・
いや・・・
最初から知っていたのかもしれない。
知っていても尚、知りたくないと目を背けていたのかも知れない。
でも、もうそんな事出来ない・・・
決定的な場面を見てしまったから・・・
椿の部屋に行こうとしていた時・・・
シ「椿、居る・・」
そのとき、思わず言葉を失ってしまった。
椿とクリードが、抱き合っていた。
シ「っ・・・」
思わず、走って逃げてしまった。
クリードには、エキドナが居るのだと思った。
それなのに・・・
「シーキ。」
シ「!! 何だ・・・?」
振り返れば、満円の笑みの椿。
「いや、何か最近元気なさそうだったから・・・大丈夫?」
シ「・・・そうか?」
あえて、何も無いように・・・
この思いに気付かれないように・・・
「そう、良かった。」
椿がまた笑う。
私もつられて笑う。
この気持ちを捨てる事など、恐らく一生出来ない。
"道"の事だけを考えて生きていくなど出来ない。
たとえ、椿が誰かのものだとしても、椿が笑えば私も笑ってしまう。
でも、やはりクリードと居る時に笑う椿はとても嬉しそうだった。
私では、椿を満たせる事など出来ないと。
改めて思い知らされるのだ・・・
シ「椿・・」
「なぁに?」
椿が不思議そうな顔をする。
そんな、素直な表情を独り占めできるクリードに少し嫉妬を覚えるのだが・・・
シ「椿は、今・・・幸せか?」
「うん!!!とっても!!」
嬉しそうに、幸せそうに笑う椿を見ると、椿を独り占めする権利がクリードにあるようで・・・
「シキは?」
シ「・・・椿が、幸せなら、私も幸せだ・・・。」
そう、幸せで居てくれればいいのだ。
椿が悲しそうな顔をした。
「シキ・・・あのね、クリードに聞いたんだけど・・・」
椿が淡々と語る。
・・・私の椿への気持ち。
「・・・全然、知らなくて。ごめんね」
シ「・・・」
椿が泣きそうな位に、辛そうな顔をした。
シ「椿。椿が悲しむと、私も悲しくなる。」
「・・・でも」
シ「笑ってくれ、私は椿に笑っていて欲しいのだ。」
そういうと、椿は少し戸惑いながらも笑って見せた。
「あ・・・クリードと約束してたんだ、じゃあね。シキ」
シ「ああ・・・」
椿は走っていたが、ピタ、と止まった。
「シキ、ありがとう。・・・・・・あと、ごめんね」
椿は困ったように笑って、また走っていった。
私も笑ったが、頬には温かい雫が伝った。
それでも、悪い気はしなかった。
恋水~コイミズ~
(恋のために流れた涙は、綺麗なのだろう。)
end
★アトガキ★
管「こんにちは、お久しぶりです。」
シ「ホントに久しぶりだな。」
管「あれ!?いつもなら"何故、悲恋にするのだぁぁぁっ!!!"って、言ってくるのに・・・」
シ「相互リクだからな・・・」
管「まぁ、お優しい事。」
シ「黙れ」
管「僕に対して優しくないくせに、この女ったらし。」
シ「何とでも言え。」
管「29歳、独身、チビ、ショタ、変態~」
シ「・・・もういい・・・グスッ」
因みにこの小説はお持ち帰り禁止です
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